こんばんは。長谷部清です
先日、土曜ロードショーを寮のメンバー達と観ました。その映画についての感想を少し話したいと思います
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〈映画〉
某子供向け人気アニメです。名前を出していいのかわからないので伏せさせていただきますが、赤と黄色の服が特徴的です
〈内容〉
20世紀博というものが出来てから、大人達が自分自身が大人であることを忘れ、子供の前から姿を消す…といった内容ですが、完結に伝えろと言われると少し難しい内容です
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映画の中で、大人たちは『懐かしい香り』を嗅ぐと、強烈に昔に戻りたいと感じ、あまりの懐かしさから涙を流す人もいました。正直、僕はその感情を理解できませんでした
それは、もしかすると僕たちが今まさに『懐かしい香り』の中にいるからかもしれません。現在が永遠であり、有限であることに気づかず、今出会っている人たちと明日も明後日も会えるという環境にいるからなのかもしれません
僕もいつか大人になったとき、この時間を懐かしく思う時が来るのでしょうか
映画の中では、『懐かしい香り』を嗅ぐことによって子供の頃の姿に戻る人までいました。それを見た時、「この人にとって、一番戻りたい時期はこの時だったのかな」と、各キャラクターの背景をぼんやりと考えていました。きっと、何歳に戻るかということではなく、その人が無意識に「この時に戻りたい」と強く感じた年齢だったのでしょう
もし、大人になった僕がその香りを嗅いだら、どの年齢に戻るのだろうか
自分でも忘れかけているあの頃の一部が蘇ったら、僕も泣き出してしまうかもしれません。大人であることを忘れ、過去に囚われるかもしれません。永遠にこの時間が続けばいいと思うかもしれません
理解できないと言いつつも、その状況に直面した時、自分がどうなるかは分かりません
もし僕が戻りたいと思ったあの頃に戻ったとき、他の人たちも同じあの頃に戻ってくれるのでしょうか。もしかすると、その人にはその人なりの「あの頃」があって、僕が戻りたい時期とは異なるかもしれません。その時、僕はそれを受け入れられるのでしょうか
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ということを映画のエンドロールを見ながら、ひとりでぼんやりと考えていたら、誰かが颯に「あの匂いを嗅いだら、俺も子供返りしちゃうのかな?」と質問をしていました
すると、颯は、
「さあ、あの頃に戻りたいだけなら、大人の姿のまま楽しめばいいと思うけどね。結局は、責任もなく、ただ守られるだけの子供の頃に戻りたいだけだと思うよ」
みたいなこと(ここまできつい口調ではなかったです&数ラリーの会話を一つに凝縮したので多少ニュアンスは変わってます)を言っていて、驚きました
てっきり、そうだねーだけで流すものかと…
たしかにあの頃に戻りたいと思うだけなら、大人の姿であの頃を楽しんでもいいはず。それなのに、子供の姿に戻ると言うことは…
すみません。話が長くなりそうですので、ここで中断します
それではまたお会いしましょう
一人で考え込んでいたら、颯が「お食べ」と渡してきた雪見だいふくです。とても美味しかったです